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ビジョントレーニング⑨~対称性緊張性頸反射~

更新日 2024年3月30日

こんにちは!こどもサポート教室きらり高松伏石校です!

ビジョントレーニング9回目は、代表的な原始反射の6つめ、対称性緊張性頸反射のおはなしです。

前回までのおさらいーーーーーーーーーーーーーーー

①ビジョントレーニングとは、「目と脳と身体をよりよくつなぐ取り組み」で、

ビジョントレーニングにおける「みる」とは、「見て(入力)」「脳で理解し(処理)」「身体を使う(出力)」までをいうことをいう

②私たちは、視力を介在させながら、五感+固有覚・前庭覚を使って、外界からの刺激を感じ取り、脳でうまくそれらの情報を処理して、意味を理解したり、体を動かしていること(感覚統合)。

そして、生きづらさを抱えたお子さんは、この感覚統合につまづきが多くあるといわれていること

③感覚統合がうまくいかないのは「原始反射」が残存している可能性があること

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□板書が苦手、書き損じが多い、行を間違える

□なわとびが苦手

□姿勢が悪い、猫背(本当に集中しているときこそ姿勢が悪くなる)

□すぐに気が散る

□読むのが苦手・つづりを覚えるのが苦手

□多動傾向

□うっかりミスが多い

□食べこぼしが多い

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こんなところがあるお子さん、いませんか?

足を投げ出して座るので「態度が悪い」ように思われてしまうのは、「対称性緊張性頸反射」が残っているからかもしれません。

対称性緊張性頸反射を分かりやすく言うと、体の上と下の動きが連動する反射です。

あごを上げると上肢が伸びて下肢が曲がる、あごを下げると上肢が曲がって下肢が伸びます。つまり、上が伸びると下が曲がり、上が曲がるとしたが伸びるこの動きは、赤ちゃんがハイハイをしていて、上を向いたときに姿勢を保持するために必要な反射です。

赤ちゃんはハイハイを繰り返しているうちにこの反射がなくなり(統合される)、最終的に立ち上がれるようになります。そのため、ハイハイをした期間が短く、立つのが早かったお子さんは、この反射が残存しやすいといわれています。

赤ちゃんにとって、ハイハイの動きはとても重要です。

頭を上げて前方への視線を運び、頭を下げて手元に焦点を合わすことを促す、そのことにより、遠近を交互に繰り返し両眼でみるトレーニングになり、目と手の協調性を高めます。腹ばいからよつんばいに姿勢が変換する際に必要で、すべての原始反射の発達統合を図る働きがあります。姿勢反射の出現・発達統合を促すあらゆる身体組織と筋肉、特に目が関連しています。

大谷翔平選手は、3歳までハイハイをしていた、という話もあります。

大谷選手のとびぬけた身体能力のひみつは、こんなところにあったりするのかもしれませんね!

(残存した場合)

・赤ちゃんがハイハイし始める前に手足をついてロッキングする動きで抑制していくが、これが不完全であるとスムーズなハイハイができなくなる。(そのことにより、バランス・空間認知・奥行き知覚が影響を受ける。)

・全般的なぎこちなさ(目と手の協調性がよくない)

・両眼視機能の調整が困難。(遠近の焦点合わせが苦手、距離感がうまくつかめない)

・ハイハイへの踏み台や姿勢をつくる反射なので、消失せず残った場合には姿勢が悪い

・近くと遠くを交互に視ると眼が異常に疲れる

・視覚情報の視落としが多い

(非対称性緊張性頸反射を統合するために)

この反射の動きを十分にやり切ることが大切です。

両腕を伸ばしているとき、両足を曲げる。この動きを繰り返します。

☆ねこのストレッチ

よつばいになり、おなかをみるように背中を丸めたり、顔を上げて天井をみるようにするストレッチです。

☆ぞうきんがけ

お手伝いや、日常生活の中、遊びの中にこの動きを組み込んでしまえば、一石二鳥です!

もちろん、そのくせや傾向があるからと言って、必ずその原始反射が残っているとは限りませんし、他のことが原因になっていることもあります。でも、すくなくともここでご紹介する体操や遊びは、どんなお子さんにもメリットがあります。

きらり高松伏石校では、プロトレーナーによるビジョントレーニングを支援に取り入れています。脳科学という根拠をもって、体操や遊び、プリント学習などを通して、みるチカラを整え、原始反射の統合を促していきます。

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