児童発達支援

誰かの生き方に合わせることなく
「自分らしさ」を失わず
社会で生きる力を育む支援

児童発達支援とは

小学校就学前までの
様々な発達上の困りごとを持つこどもたちが
支援を受けるための教室です。

未就学の障がい児の療育や家族の支援を行う教室で、日常生活の動作のトレーニングや、運動機能の向上、就学に向けた準備や学習支援、コミュニケーションの円滑化などに向けたプログラムが実施されます。

発達状況が一人ひとり異なるためプログラム内容もそれぞれオーダーメイドで作成されます。

私たちが
大切にしていること

個別療育による
児童に合わせた支援

お子さん一人ひとりの発達・行動面にあわせた個別支援計画を作成し、プログラムを組んでいきます。遊びを通して、人とのコミュニケーションや達成感を体験していけるように工夫します。
※小集団の療育を組合せることもあります

個別療育について

保護者との連携
外部機関との情報共有

必要に応じて相談支援(加算対象)を行うなど、保護者の方と交流を深めたり、各関係機関との連携やこどもの環境を整えることで、お子さんをより理解し、よりお子さんに合った支援につなげていきます。

面談について

定期的な療育
プログラムの見直し

定期的(6ヶ月に1回以上)な計画の見直しをすることでお子さんの成長を感じていきましょう。

課題の見直し・お子さんの発達状態を確認する上でも効果的です。

支援の流れ

支援の「主のねらい」割合「児童発達支援」

「主のねらい」とは一人ひとり異なっている支援の目的、内容を類型化するために、こどもサポート教室にて制定した発達課題のカテゴリーです。※一つの支援に複数の「主のねらい」を含むことがあります。

領域 主のねらい 割合
SST(やりとり) 53%
知育活動 29%
微細運動(手や指) 25%
手先の巧緻性・動作性 21%
粗大運動(体) 20%
学習(国語) 17%
SST(社会的行動) 15%
集中・注意 13%
色・形 11%
指示理解 11%
その他

  • 健康・生活
  • 運動・感覚
  • 認知・行動
  • 言語・コミュニケーション
  • 人間関係・社会性
※厚生労働省「児童発達支援ガイドライン」より「本人支援の5領域」

一人ひとりに合わせた療育をモデルケース

幼稚園児 年中
(5歳)

気持ちの切り替えが
難しい

ご利用例

次の活動に移るタイミング・伝え方を明確にしている。例えば、時計の数字、ベル、数字のカウントなどを活用。終わりが明確になることで気持ちにうまく折り合いをつけ、納得して次の活動に移ることができている。

保護者の声

こどもサポート教室の先生の対応を参考にして実践しており、気持ちの切り替えができるようになってきました。本児は職員の方と関わることが大好きなので、これからも関わりを楽しみながら学んでいってほしいと思います。

幼稚園児 年少
(4歳)

話す言葉の発達に
遅れを感じる

ご利用例

いろんな教材やカードを使用しながら指導員と言葉のやりとりを行っている。語彙が広がってきたことで、言葉のキャッチボールも増え、自分の気持ちや要求についてお話しできることが増えた。

保護者の声

通い始めは相手の話を聞くのが難しかったが、先生とのやりとりを楽しめるようになってきました。自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、質問に対してもよく考えながら答えようとすることが増えました。

幼稚園児 年少
(3歳)

言葉がでない
人や場所見知りがある

ご利用例

園と同じような雰囲気を作る為に大好きな曲をかけたり、好きな遊びを一緒に楽しみ「きらり」に少しづつ慣れてもらう。遊びの中でのやり取りを通してたくさんの言葉のシャワーを浴びる機会をもうける。

保護者の声

泣いてばかりいた子が少しづつ先生と一緒に遊び始め、療育にも降り組む姿が嬉しく思います。まだ言葉はでませんが、気持ちをジェスチャーで伝え母以外の大人や園の友達とやり取りをする姿に感激しています。

幼稚園児 年長
(5歳)

負けの受け入れが
できない

ご利用例

指導員とルールのある遊びをする中で、勝っても負けても楽しい気持ちをたくさん味わう機会を設けた。

保護者の声

個別療育の中で勝ち負けのあるゲームで遊びながら、先生が手加減し少しづつ楽しい気持ちを育ててくれたので、園や家でもゲームの中で怒って泣くことが減ってきました。友達と楽しく遊べているようです。

在宅児
(3歳)

発語がなく癇癪を
おこしやすい

ご利用例

刺激の少ない環境で写真カードを使い、写真を選ぶと実物で遊べる経験を繰り返した。要求の伝え方がわかることで、支援中の癇癪がほぼ無くなった。指導員との遊びにも興味を持ち、手をつなぎ誘う様子も出てきた。

保護者の声

支援の時にこどもの行動の意味や、その時どんな手立てをとればこどもが穏やかに過ごせるのかを教えてもらえて安心しました。家でも「きらり」のようにおもちゃの出し方を工夫するなど、実践するようにしています。

5歳

椅子に座る活動が
苦手なお子さん

ご利用例

お子さんの興味関心に合わせた教材や時には手作り教材を指導員が作成して活動で使うことで、無理なくお子さんが自然と椅子に座る流れを作る。

保護者の声

興味があるものを活動の中に入れてもらったおかげで、嫌がらずに自分から椅子に座れることが多くなりました。

よくあるご質問

費用はどのくらいかかりますか?

自己負担は、こどもサポート教室ごとに若干の違いはありますが配置されている職員によって定められており1回あたり750円~1,200円程度となりますが、所得に応じてご家庭の負担上限月額が設定され、ひと月に利用したサービス量にかかわらず、それ以上の負担は生じません。なお、お子さんが3歳から5歳の場合、ご家庭の負担は無償となっています。

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯 0円
一般1 市町村民税課税世帯
(所得割28万円(注)未満)
通所教室、ホームヘルプ利用の場合 4,600円
入所教室利用の場合 9,300円
一般2 上記以外 37,200円
(注)収入が概ね890万円以下の世帯が対象となります。

また、上記に加えお子さんが療育で使用する活動費、教材費などが別途自己負担となります。(数十円〜数百円程度)

保護者が通わせたいと思えば療育を受けられますか?

障害児通所支援の場合はお住まいの市町村に支給申請を行い、通所受給者証の支給決定を受けた後、利用する教室と契約を結ぶことで療育を受けることができます。市町村により支給申請の経路が異なる場合がありますので詳しくはお住まいの障害福祉課へ確認をしていただくか、最寄りのこどもサポート教室へお問い合わせをいただくと個別に療育を受けるまでの流れをご案内をさせていただきます。

療育の対象はどのようなこどもですか?

療育をおこなう必要(自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、発達障害、知的障害、身体障害、学習障害など)があると認められた未就学の0~6歳のお子さま(児童発達支援)、就学している18歳までのお子さま(放課後等デイサービス)が対象です。

ただし確定診断を受けているかではなく、上記傾向がみられグレーゾーンで療育の必要性を認められれば対象となりますので、お子さんが療育対象かどうか気になる場合は悩まずにまずはお気軽にご相談下さい。

送迎はありますか?

多くのこどもサポート教室では送迎の提供を行っていません。ただし、地域のニーズによっては提供している教室もありますのでお近くのこどもサポート教室へお問い合わせ下さい。

療育に通ったら発達障害はなくなりますか?

発達特性はお子さんの個性とも言えるところですので生涯お付き合いしていくものです。こどもサポート教室ではお子さん自身にとって大切な個性と上手に付き合いながら苦手を軽減し、それぞれのお子さんらしく成長できるお手伝いをさせていただきます。

保育所などの
訪問支援について

こどもサポート教室の一部の教室では障がいのある児童が集団生活に適応するための支援として、専門スタッフが保育所等を訪問し、児童への直接支援や訪問先教室スタッフへの技術的助言等を行っております。

ご希望の方には、詳しい
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