一人ひとりの療育に
合わせて作成する
オリジナル教材の活用
ひとえに発達障がいといっても症状や度合いはそれぞれ異なります。一人ひとりを丁寧に支援する上で、通常の療育だけでは補えないこともあり、その時点で望ましい支援方法が見つからないこともあります。
そういった際に各教室の支援スタッフが一人ひとりに合わせたオリジナル教材を作成し療育を実施しています。
得られる効果
一人ひとりの
発達段階に合わせた
柔軟な療育を実現
こどもサポート教室では、困りごとや発達段階、保護者の求めるニーズなどを踏まえてオーダーメイドでプログラムを作成します。当事者一人ひとりがその時必要とするサポートを受けられるよう教材もオリジナルで製作することで柔軟な療育を実現しています。
コスト負担もないので、
当事者の
マンネリ化を防ぎ
楽しい療育を可能にする
自ら「行きたい」と思ってもらえる楽しい療育を行うため、当事者一人ひとりの興味関心に合わせたオリジナルの教材でサポートします。こどもサポート教室では専門スキルのあるスタッフが、生活用品などを用いて制作しますのでコストをかけずに新鮮で楽しい療育を可能にしています。
オリジナル教材の一例
手作り機織り機
手指の微細運動
集中力
縦糸と横糸を交互に通す事で、手指の巧緻性を高めます。また、オリジナルの布も制作できるので、主に学習後のリフレッシュを兼ねて使用しています。
色ごとに入れる
色のマッチング
指示理解
支援スタッフが色のカードを示し、支援者が同じ色の紙コップに毛糸玉を入れる訓練を行います。
さらにステップアップし複数の色を聞き取り、伝えられた色の紙コップや毛糸玉を指導員に渡します。
餃子とシュウマイ
手指の巧緻性、動作性
目と手の協応・数の概念
コミュニケーション
出来立ての餃子やシュウマイを箸やトングを使いお弁当箱や皿に盛りつけます。「シュウマイ3個食べたいので、お皿にとってください」など数の概念や盛りつけした餃子とシュウマイをお互いに「いただきます」「おいしいね」など食べる真似をして楽しみます。
支援スタッフの声
市販の教材と比較して、木材やフェルト等のぬくもりのある素材を使用して作成された教材は、お子様の感覚の発達にも大きく寄与します。例えば、薄い紙にラミネートをしただけのパズルでは、指先の感覚を刺激する厚みが足りませんし、パズルがカチッと合わさった時の楽しい感覚を味わうことができません。また、使いづらさによって子どものやる気が削がれてしまう場合もあります。一人ひとりの課題に合わせて一から作ったり既存のツールにちょい足しをしたりすることで、子どもにとっての「使いやすさ」はぐっと上がり、手作りならではのよさを感じていただけると思います。
職員一人一人がお子様のために心を込めて作成した教材は、お子様が楽しく支援に使用したり遊んだりするだけでなく、「ぼくもわたしも同じものを作ってみたい」といった工作が大好きであったり苦手だけで作ってみたいといったお子様の内的欲求を引き出すことにもつながっています。市販の教材を使用するのと同じ以上に、オリジナルで作成した教材はお子様の療育にかなり貢献しています。
実際に療育で活用されている手作り教材は、支援スタッフ監修のもと、クラ・ゼミグループの就労支援部門「アクセスジョブ」のご利用者様が就労訓練の一環として制作を担当されるケースがあります。このような場合でも、お子様が実際に制作を担当した方と顔を合わせることによって、「この人が自分のために作ってくれたんだ」と実感でき、喜びを感じていただいています。
教室一覧
全国180箇所の教室を整備
日本中のこども
一人ひとりを大切に
発達支援に取り組んでいます