みなさん
こんにちは😃
こどもサポート教室「きらり」宇都宮校です❗
今回はトイトレについて解説をしていきます❗
トイレトレーニングを始めようか迷っていたり、トイレの自立が中々できなくて困っている方の手助けになればと思います。
それでは早速みていきましょう。
【1:トイレの自立に向けて一番大切なこと】
まず初めにトイレの自立に向けて一番大切なことをお伝えします。
それは「焦らず気長に本人のペースに合わせてトレーニングをする」ということです。
トイレを一人でできるようになるまでには失敗は付きものです。何回も挑戦してみて、成功する時もあれば失敗続きの時もあります。何回も失敗してしまうと後処理が大変だったり、トイトレが振り出しに戻ってしまったように感じて、焦ってしまって精神的にゆとりを持てなくなってしまうこともあるかもしれません。
いつかは必ずトイレができるようになりますので、本人のペースに合わせながら焦らずにゆとりをもって練習をしていけると良いと思います。
とはいえ、車の中や外出先で失敗してしまうと、後片付けに追われてしまうのも事実ですので「家の中ではトレーニングパンツ」 「外出時は車で移動する時はオムツを履く」 「寝る時もオムツを履く」というように、状況に合わせて練習していけると保護者の方の負担も少なくなるかと思います。
もし失敗続きだったとしても、成功した時は本当に感動するくらい嬉しいです。成功した時はお子さんをいっぱい褒めてあげてください。
【2:トレーニングの開始時期】
ではここからは、トイトレのことを解説していきます。まずは、一般的に広く認識されているトイトレの開始時期の目安についてです。
トイトレの開始時期は「①運動能力」 「②指示の理解」 「③身体の発達」の3つの項目から確認すると分かりやすいです。
①運動能力は一人でトイレに行くことができる力がどのくらいあるかです。トイレに自分で向かって行くことができるかどうかは一つの指針になります。
②指示の理解は「トイレ」と聞いてトイレが分かるかどうかという理解になります。トイレと聞かれて用を足すことだと認識が結びついているとトイレへの誘導がスムーズになります。
③身体の発達は膀胱(ぼうこう)の大きさです。実は尿意を感じるためには、膀胱(ぼうこう)が大きいかどうかが関係してきます。目安としては2時間以上トイレの間隔が空いているかどうかになります。
これらの成長を確認していきながら、トイトレを始める時期の参考にしてみてください。
【3:トイレが苦手な理由】
続いてトイトレが苦戦するケースを解説していきたいと思います。中々トイレが自立しないといった悩みがある方は、是非参考にしてみてください。
トイレが苦手な理由についても大まかに3つの理由があります。
それは「①感覚の苦手」 「②トイレの認識」 「③身体の使い方」です。
それぞれについて、具体的に確認をしていきます。
【4:感覚の苦手さ】
感覚の苦手さは、感覚過敏や感覚鈍麻に関係する内容です。
例えば感覚過敏の場合、便器に座った感覚が嫌だったり、トイレを流す音がうるさくて嫌い等の敏感に感じてしまうため苦手になってしまうことが考えられます。
感覚過敏はトイレ以外の場面でも、傾向は確認することができますので、お子さまがどのような刺激に敏感なのかを「五感」を軸に見ていきながら、トイレでの苦手さをフォローしてあげると抵抗感が少なくなってきます。
感覚鈍麻の場合は、感覚に気が付きにくいケースがよくあります。用を足したけど気が付かない、下着が濡れていても感じにくいため、トイレに行く前にトイレに行きたいのかどうかを確認することが難しくなってきます。
そのため感覚鈍麻の場合は、用を足すリズム(食後・2時間ごとにトイレをしやすい)を把握しておき、トイレをしたくなりそうなタイミングでトイレを促すと良いと思います。
【5:トイレの認識の仕方】
トイレの認識の仕方は、トイレに対する考え方になります。大きく項目を分けると、トイレの認識とこだわりの2つに分かれます。
大人である私たちは「トイレ」を使う理由や、トイレを使うことが生活の中でどのような意味があるのかを理解していると思います。
ですがトイレをあまり使っていないお子さまにとっては、トイレは馴染みがなく、むしろその場でできる「オムツ」の方が簡単に用を足すことができます。トイレを使うことのメリットや、目的が不明確だとトイレを使いたくないといった認識になるお子さまもいます。
そのため、トイレを使うことで「いいことがある」という動機付けをしてもらうために「ご褒美」を設定する方法もあります。また好きなキャラクターやデザインの「パンツ」を履くために、オムツを卒業するという目的を共有する方法も効果的です。
こだわりは「オムツを履いていたい」 「個室に入りたくない」と言ったトイレに関するこだわりです。こだわっているポイントはお子さまによって様々ですので、こだわりポイントを見極めてサポートしていく必要があります。方法としては、こだわりを代替できるものを用いたりすることが多いです。
オムツに似た肌触りのクッションを用意したり、自宅ではドアを開けたままトイレの練習をしてみて、こだわりを徐々に移行していけるように配慮すると良いと思います。
【6:身体の使い方】
身体の使い方は、トイレをするまでの動作とトイレをする際の動作で分けることができます。
トイレをするまでの動作は、ズボン・パンツを脱ぐといった衣服の着脱や、トイレに座るといった身体の使い方です。トイレに行きたくなったタイミングで、服を上手く脱ぐことができなくなったりすると、間に合わずにお漏らししてしまうということもありますので、トイレに行く前に少しずつ練習しておくと、トイレに行きたくなった時にスムーズに脱ぐことができます。
トイレをする際の動作は、ふんばり方が分からなかったり、トイレットペーパーの使い方が分からないといった便座に座ってからの動作になります。
トイレットペーパーの使い方は、衣服の着脱と同じように手にどのように巻くのか、実際にどのように拭くのかを予め練習しておくと良いと思います。
ふんばり方・力の入れ方は、腹筋に力を入れることを学ぶために力を入れる箇所を手で触って認識してもらうこと。ふんばりが出来る体制を整えるために「ふんばり台」で足が付く環境を作り、場合によっては上半身の姿勢を垂直にするため「補助クッション(抱き枕のようなもの)」を抱えてもらい、ふんばるための姿勢を知ってもらうのも効果的です。
腹筋にどのように力を入れれば良いのか分からない時には、トイレではない時に横向きに寝そべってもらい、身体を丸めて力を入れる動作を確認すると良いです。
【7:まとめ】
以上がトイレトレーニングについてになります。まずはトイレをするために必要な力を認識して、お子さまの苦手なポイントがどこになるのかを知っておくと、トイレトレーニングがスムーズになってきます。
ただ始めにもお伝えをしたとおり、お子さまのコンディションは毎日一定ではないので、失敗と成功を繰り返しながらゆっくりとトイレについて学んでいきます。
トイレが自立できていないと焦ってしまうこともあるかと思いますが、お子さまは必ず成長していますので、成長に合わせてトレーニングをしていくことが大切です。
もし、思うようにいかずに不安だったり、もっと詳しくトイトレの方法を知りたいという方がいらっしゃいましたら、職員にお知らせください。
少しでもお話いただけると、不安なことやモヤモヤした気持ちが整理されますし、こちらでも他の方法を検討することもできますので、お気軽にお声かけていただいて大丈夫です。
それでは、また次回お会いしましょう!!
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