こんにちは!こどもサポート教室きらり高松伏石校です!
ビジョントレーニング8回目は、代表的な原始反射の5つめ、非対称性緊張性頸反射のおはなしです。
前回までのおさらいーーーーーーーーーーーーーーー
①ビジョントレーニングとは、「目と脳と身体をよりよくつなぐ取り組み」で、
ビジョントレーニングにおける「みる」とは、「見て(入力)」「脳で理解し(処理)」「身体を使う(出力)」までをいうことをいう
②私たちは、視力を介在させながら、五感+固有覚・前庭覚を使って、外界からの刺激を感じ取り、脳でうまくそれらの情報を処理して、意味を理解したり、体を動かしていること(感覚統合)。
そして、生きづらさを抱えたお子さんは、この感覚統合につまづきが多くあるといわれていること
③感覚統合がうまくいかないのは「原始反射」が残存している可能性があること
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□歩行・スキップ・マーチするときに同じほうの手足がでてしまう
□筆圧が強い
□筆記具の持ち方がぎこちない
□ノートをとることが苦手(文字を書き写すのが苦手)・読字が苦手(読んでいた箇所を視失いやすい、読みとばしがある)など、ディスレクシア傾向がある
□手と足が勝手に動く(目を向けたほうの反対の手足が動く)ので運動・球技が苦手になる
□計算ミスをしやすい
□正中線(自分のからだの真ん中)を超えるのが苦手• 水泳のクロールで息継ぎが苦手
□利き手・利き足・利き目・利き耳が一定しなくなる、左右の判別が難しい
□自分の身体から対象までの距離を掴むのが苦手
□クロスする動きが苦手(テニス・卓球・バトミントンなどが苦手)
□字を書くときにノートをななめにおく
□アイデアを紙に書いて説明できない
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こんなところがあるお子さん、いませんか?
文字が上手に書けない、書いた文字がマスに収まらないのは、「非対称性緊張性頸反射」が残っているからかもしれません。
非対称性緊張性頸反射とは、仰向けまたはうつ伏せに寝た赤ちゃんの顔を左右いずれかに向けた場合に、顔を向けた側の手足が伸び、反対側の手足が内側に曲がる原始反射です。
身体の中心を境に左右で異なる動きを視せることから「非対称性」とされています。
非対称性緊張性頸反射は、出生時に手足を動かして産道を通り抜けやすくする働きをすると考えられています。
手や足や目の「利き」を作る準備のため、身体を片側ずつ鍛え、両手と両目を同時に使う基礎を形成し、手と目の協調を育てます。胸、肩、首、両腕の筋肉、姿勢に関する大きな深部筋にも関係しています。
(残存した場合)
・クロスパターンの動きを阻害し、ハイハイの邪魔をするので、眼と手の協調性の発達や前庭の情報とほかの感覚との関連付けが困難。
・からだの真ん中を超えた動作が苦手
・利き手、聞き足、聞き耳などの発達を妨げる。
・文字を書く際には頭を傾けるたびに腕が伸び指先が開く。
・眼球運動不良
動くものの追視が苦手。目でモノを追うときに、正中をこえる(左から右へ・右から左へ)ことが困難
(非対称性緊張性頸反射を統合するために)
非対称性緊張性頸反射は、顔が向いているほうの腕と手が伸びる反射なので、その反対の動きをすることがトレーニングになります。
☆トカゲ体操
うつ伏せになって、顔をむけたほうの手足をまげます。
右を向いて右手右足を曲げる⇔左を向いて左手左足を曲げるという動きを繰り返します。
☆スパイダーマン(飛行機のポーズ)
うつ伏せになって、背筋を使って手足をひきあげます。
飛行機のようなポーズです。
☆ほふく前進
もちろん、そのくせや傾向があるからと言って、必ずその原始反射が残っているとは限りませんし、他のことが原因になっていることもあります。でも、すくなくともここでご紹介する体操や遊びは、どんなお子さんにもメリットがあります。
きらり高松伏石校では、プロトレーナーによるビジョントレーニングを支援に取り入れています。脳科学という根拠をもって、体操や遊び、プリント学習などを通して、みるチカラを整え、原始反射の統合を促していきます。
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