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2022.4.13 きらりを卒業されたTさん(保護者)からのお手紙

更新日 2022年4月13日

小学6年生の冬から「きらり」をご利用のTさん。この春、中学を卒業と同時に「きらり」も卒業されました。卒業に際してお母さんからこんなお手紙をいただきました。

(ご許可いただき掲載させていただきます。)

「きらり」の先生方へ

 〇〇が大変お世話になりました。
 のらりくらりの息子と、言いたい放題の母で大変ご迷惑をおかけしましたが、〇〇は、高校を自分で選び、1人で電車に乗るまで成長する事ができました。
 最大の恩返しは〇〇自身が自立する事だと思ってますので、高校3年間で本人は勿論ですが、私も先生方に成長をお見せできるよう頑張って行きたいと思っています。
 

 〇〇の成長をみていると幼稚園、小学校の成長は、中学の進路に少なからず影響するんだなと感じました。支援学校といえども求めらる事は勉強以外の事は普通の高校生が求められるくらい高いなと感じました。
 今は、〇〇のような子も支援学校、通信制の高校と進路を選べる時代になり幸せな一方、今の小学校、中学校の支援学級の勉強や療育の支援方法は、まだまだ支援学校ありきになってるなと感じます。
 ぜひ、「きらり」の先生方には、小学校高学年くらいから、親さんの考えを一年一年聞き、将来の進路に適応できる療育を親さんと一緒に考えて頂けるといいかなと思います。
 私はいつも思ってましたが、進路の情報が中々早くから集まりません。支援学級も中々親さんと交流もなく、先輩の進路の情報や、行った学校の情報など中々聞けず、また進路を決める時期は通常級と同じ時期に決めてから、そこにむけての勉強。決まってもそこから何をやらせたらいいのかわからなかったり、ただでさえ身に付くのに時間がかかる子なので、間に合うのか不安になりました。
 早くから考えたいと思っていても、「まだ考えなくても」と毎年言われ、結局決まったのは通常級の子と同じ時期。支援学校は3年生にならないと見学すら行けなかったりします。
 今までは、支援学校ありきな教育環境だったので、3年生になってから考えても大丈夫だったけど、選択肢が増えた今、支援学校や、通信制、他の学校を選択するならば、3年生では子どもの成長によっては正直間に合わず、諦めて支援学校に、っていうケースもあると思います。。
 「馴染めず辞めた子もいる。こちらは頑張ったのに」って特別支援学校の先生は嘆いていらっしゃいましたが、今は選べる時代になったからこそ、「仕方なく、行くところがないから」「親が決めたから」行くのではなく、自分で決めて行くほうが、本人も頑張れるんじゃないかと思います。
 〇〇は選べる時代で幸せだったなと思いつつ、まだまだ学校側の体制が今までとかわらずで、もやもやしながらの受験でしたが、「きらり」の先生方に助けて頂き、本人も今回の受験でやりとげた自信もつき、また一つ成長できたかなと思っています。

 親さんが支援学校を考えずに、他の学校をと少しでも考えがあるなら、行ける行けないにかかわらず、その学校の対策は早くからしていくのはいいのかなと思います。その為には情報がある、ないでは違うと思うので、息子の進学する高校はもちろんですが、通信制高校や地域の特別支援学校などは見に行ったので、話を聞きたい方みえたらご連絡いただければ、いつでもお話します。
 まだまだコロナがおさまらず大変な日々が続きますが、先生方体調にお気をつけください。
今まで、ありがとうございました。

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