2年生の文章問題です。
「花だんのよこの長さをはかったら、1mのものさしで4つ分と、あと60cmでした。花だんの よこの 長さは 何cmですか。」
Kくんの解答は
100cm−60cm=40cm です。
他の問題を見ると
「リボンの長さは 30cmのものさしのちょうど5つ分でした。①リボンの長さは何cmですか」という問題では 130cmと答えています。
この2つのK君の解答を見ると、「いくつ分」の考え方が身についていないことがわかります。かけ算の概念が十分身についていない上に、新しく「長さの単位」を習ったので、他の問題でも、かなり混乱しています。
小学生の算数の学習支援をしていて「どうして基本的なことに時間をかけずに、次から次と新しいことを教えるのか」と疑問に感じることが多いのですが、このケースもこれに該当します。K君にはもっと「かけ算の概念」を身に着けることに時間をかけるべきです。
支援する方もまず解決すべきは、「かけ算」なのか、「長さの単位」なのかを見極めることも必要です。