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北長野校の小さな図書室(その1)

更新日 2022年3月15日

北長野校の保護者の方に読んでいただけるよう、私が教室に持ってきた本が、教科書や通信制高校の資料等を除き、50冊を超えました。何かのお役に立てればと思い、いろいろな分野の本を集めてきた結果、ずいぶん増えました。また、保護者の方からも、絵本を中心にたくさん寄贈していただいています。本当に感謝しています。

この本のコーナーの特色の一つが、新しい本が多いことです。ほとんどがこの10年以内に発行されたものです。新しい見方や考え方に基づく本が最近たくさん発行されており、読んでいる私にも参考になります。今回は、その中から何冊かの絵本を紹介します。まずは絵本から。

絵本なんて子ども向けのものだろう、なんて言わないでください。私の周りには、かつて、幼児教育や乳幼児の発達に興味を持つ方、絵本が大好きという方が何人もおられました。ある方は、「しろいうさぎとくろいうさぎ」の中の、うさぎが相手への気持ちに気づいた場面の絵が大好きでしたし、また別の方は、「かがくのとも」や「たくさんのふしぎ」が大好きで、例えばたんぽぽの忠実な描写を絶賛していました。なお、この2冊はしばらく前まで図書館から借りて教室にありました。もう返却してしまいました。

今回、怒りの気持ちを発散させる方法を教えてくれる本を置きました。気持ちを静める5つの方法のどれか一つでもお子さんに合うものがあるといいですね。この5つの方法の中に、「だいじょうぶと言う」という内容があります。最近、私たちが行った研修で、発達障害の当事者の方(大学生)のお話を伺う機会があり、その方は小さいとき、お母さんから、「まあいいか。」と言わされていて、それが後々自分の気持ちを静めるための自分の武器として役に立つようになった、と話しておられました。

大人の方には、書かれた文字をお子さんに読み聞かせることに加え、描かれた絵の細かい部分まで注目してほしいと思います。この絵本の中に、気持ちを爆発させる場面を山に見立てている描写があります。あの絵は、心に関するある理論が背景にあるように見えます。色使いなども考えられています。どうぞご覧下さい。 また、もう1冊、人と違っても安心して過ごせる社会を願って描かれた絵本(ペンギンの本)も置きます。読んだ方の心に温かいメッセージが届くはずです。あとがきは、保護者の方にも是非読んでいただきたいですね。(山)

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