Aくんの支援の最後のプログラムは「制作」です。
紙コップにハサミで切り込みを入れていきます。
このハサミだと最後まで切れないので、少しお母さんにも切っていただきます。
このコップを上の図のように広げて、色を塗っていきます。
真ん中(コップの底の部分)にペットボトルのキャップを両面テープで先生が貼り付けて、コマのように回して、Aくんに「こうやると回るんだよ」と伝えて回します。
Aくんも回してみます。
こんどは、きれいな紙をちぎって、のりで貼り付けていきます。
先生の指示を聞いて、上手にコマができました。
何度も何度もAくんはコマを回します。
するとAくん、一緒に来ているお兄ちゃんに見せに行きたかったのでしょう。お母さんのところを離れて、お兄ちゃんのところにコマを見せにいきました。
これには、お母さんもびっくり。お母さんから離れることができたのです。
「できた」という満足感が、お母さんのそばから離れたくないという気持ちに勝ったようです。何かが「できた」という自信が、自立へとつながっていくんですね。
Aくんのある日の支援の様子をご紹介しました。
「きらり」の支援の中では、このような「ドラマ」が生まれています。
この記事はAくんのある日の支援の様子を4回に分けてご紹介した最終回の記事です。1回目の記事をご覧になりたい方は下記をクリックしてください。
過去、ブログにアップした幼稚園、保育園にかよってみえるお子さんの支援です。ぜひご覧ください。