文部科学省が公表した小学校で使用される教科書の検定結果を見るとLGBTなど性的少数者への配慮はジェンダー平等が叫ばれる現代社会を反映されたものになっているという。
たとえば、3年生「道徳」ではペンギンの雄2匹のカップルが放置されていた卵を温め続けて、ひなが誕生したという話が載っている。描かれているのは同性同士が結ばれ、子供を迎え入れる家族形態。同性カップルがいてもおかしくないという意識につなげるのがねらい。
文科省によると、
合格した小学校教科書のうち、性の多様性について記述したのは、社会、保険、道徳の3教科で計10点。現行の2点から大幅に増えた。
学習内容だけでなく、登場人物の用紙や言葉遣いに関する男女の区別をなくそうとする工夫も多いという。人物の敬称は大半の教科書が「君」「さん」で分けずに「さん」のみを使っているという。
海外にルーツを持つ児童や車いすに乗った児童らが教室で学ぶイラストや写真が増えたのも今回の特徴だそうだ。
多様性を学ばなければならないのは、私たち大人も同じ。むしろ私たち自身は多様性を身に着けているだろうか。「うん?これっておかしくない」という人権感覚を磨いていきたいものですね。
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