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2022.7.12 学習支援㉑ 新しい漢字を習った後の支援ツール「5カウント漢字」

更新日 2022年7月12日

 「カド」をノートに写すという宿題がよく出されます。そんな漢字の練習をした直後に、今日ご紹介する「5カウント漢字」をやると漢字への関心度が高まります。なぜかというと、「カド」って20文字ぐらいを練習するので、子どもは「早く終わらせたい」「この苦役から早く解放されたい」と強く願いながら練習します。だから漢字自体にあまり関心なく、作業に意識が集中してしまいます。結果、どんな漢字を練習したのか、あまり意識の中に残らないのです。

 私が子ども時代、漢字20回書きなさいという宿題がよく出されました。最初のうちはまじめに書いていましたが、やがて「ニンベンだけ先に20回書いて、次に右側の2画分だけ書いて、最後に仕上げの3画分というふうに3回に分けて書いた方が早く書けるぞ。」ということに気が付きました。

 余談ですが、後にこの方法を最初に考えて実用化したのが、世界で初めて自動車の量産に成功した「フォード」ということを知りました。社会科の授業で(実は私は元中学校の社会科の教師です)この「フォード」が出てくる時に、この「漢字の大量生産化」の話をすると、多くの生徒が「私もやった」「ぼくもやった」と証言しました。効率よく物事を処理する力を育成するには漢字の宿題は最適だったのかもしれません。

 「カド」が終わったら、漢字のクイズ、「5カウント漢字」。宿題の「カド」の中から3つぐらいをセレクト。こんな感じ。(下の図参照)最初のヒントで正解なら「5ポイント」。次は「4ポイント」といように、だんだん「漢字」を隠しているバーが取り除かれていきます。ポイント記録表などを作成しておくと、ちょっと意欲も増します。

 練習をした直後に、別の形式で練習するので、定着しやすいのです。学習支援のツールは、どのタイミングで使用するかで、ねらいも変わってきます。パワーポイントで作成する教材です。もとになる字を変えるのにそんなに時間はかかりませんから、「カド」の宿題をしている間に、10文字分ぐらいなら簡単に作成できます。

 ダウンロードして、加工して使っていただいてけっこうです。

 まず、パワポのスライドをコピーして使ってください。→いくつかの「図形」で1つの画面が構成されています。漢字が入力されている図形を見つけて、その図形をして右クリック。→「最前面へ移動」をクリック→漢字が入力されている図形が一番上に来ますので、入力されている漢字を消してから、新しい漢字を入力→右クリックで「最背面へ移動」をクリック。 これで新しい漢字が入力できます。

 なお余談ですが、「きらり」多治見校では可能な限り、「UDデジタル教科書体」を使用しています。

ただ、普段、使い慣れていないフォントを使用する際には、「字体」が変わる場合があるので、その点にはご留意ください。フォントはホーム画面から変えることができます。

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