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2023.6.24 学習支援㉞ 暗算への一歩 さくらんぼ計算 簡単マスター支援ツール「10になるペアをさがせ」

更新日 2023年6月24日

 くり下がりのある引き算は、苦手なお子さんが多いですね。「15−8」を指でやろうものなら大変です。

 くり下がりのある引き算は、「15−8」ならまず、10から8を引きます。この時に「10は8と2で構成されている」という認識があれば、その「2と5」を足せばいいのです。この場合、「2+5」のたし算ができれば計算できるので、「くり下がりのある引き算」で必要な「計算の能力」は「一ケタ+一ケタ」の計算ということになります。

①10は8と2で構成されている。(認識する力)

②その2と1の位の5を足す   (基礎的な計算技能)

この2つの力があって初めて「くり下がりのある計算ができる」となります。

小学校1年生の最初に「さくらんぼ算」というのを習います。これが結構むずかしいのですが、ここで数の認識ができないと、いつまでたっても「指を使って計算する」ということになります。

逆に言えば、「5の構成」と「10の構成」が理解できれば、計算に要する時間がうんと短縮されます。ここに時間がかかるから「算数の勉強がいや」になってしまいます。

10の構成が身につくために、こんなゲームを考えました。

「10のペアをさがせ」です。

ホワイトボードの上にすうじを書いたカードをランダムに並べます。

ルールは簡単。

縦、よこ、ななめの隣り合うカードから「あわせて10になる」カードを探します。

たとえば、下の図のような、ななめ同士のペアを見つけます。

とったカードはわくの横に置きます。これで1ポイントゲットです。

上図の赤矢印のように他にもいくつか隣同士のペアはありますね。

こんなふうに取っていってペアを確認していきます。

1回目 支援者(先生)が並べて、Aくんがとる。

2回目 Aくんが並べて、支援者がとる。

Aくんは支援者になるべく取らせないように並べていきます。

守備と攻撃の対抗戦が始まります。

楽しみながら、10の構成の概念が身に付きます。

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