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2022.8.4 学習支援㉕ わり算のつまずき「3年の空白を3日でとりもどす」

更新日 2022年8月4日

わり算につまずいているお子さんはたくさんいます。

上の図のように、「1の位」から計算するお子さんがいます。答えだけ見ていたら「正解」なので、計算の過程をしっかり見ていないと、マルをうってしまいます。「すごいね、やったね、花丸」なんてやりかねない。

ところが、すべてこのようなやり方で正解になるわけではない。

32÷2という計算では、当然「正解」にたどりつけないのです。ここが混乱のもとです。「1の位」から計算していって、すべてが「まちがい」なら「このやり方はまちがっている」ということに気がつくはずです。しかし、「マルをもらえる時もある(しかも花マル)」。こういう状態がつまずきの始まりです。

しかも、たし算やひき算、かけ算はすべて「1の位」から計算していきます。さらに悪い条件は重なります。わり算のひっ算の最初の練習問題は、「10の位」もわる数で割り切れる、つまり「1の位から計算しても正解になってしまう」という「まちがえやすい」問題ばかり。

授業で習ったことを、みんなが理解していることを前提に「宿題」が出されます。最初の「計算プリント」は、「1の位から計算してもできる問題」ばかり。

まちがった方法でいくら計算練習をくりかえしても、何の意味もないどころか混乱を生むベースを作るばかり。

最近、この方法で計算しているお子さんが複数いることに気がつきました。中1のお子さんに、この間違いを指摘すると「え、そうだったのか」とびっくり。わり算のひっ算は4年生から学習しますから、3年間、まちがった方法で「学習」していたわけです。習熟にはもう少し時間が必要ですが、「きらり」ではこの「空白の3年間」を「3日」で修正しました。

「わかった、そういうことか」このことで、このお子さんに自信がつき、学習への意欲づけができれば、将来の自立へ向けて大きな力になるはずです。

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