２０１７年３月に開所しました弊所は、皆様のおかげをもちまして、丸５年経ちました。あまり細かな数 字をお伝えすることもできませんが、たくさんの支援を提供させていただくことができました。 この５年間で１万２０００弱ものコマ数を、お子さんと過ごさせていただきました。 管理者兼児発管の任に安田が就き、指導員２名でスタートしました。その内の１名が私、大内でした。元々は１か月だけ栗林南校に配属という予定でしたが、気がつくと５年間居座っております。安田体制のときには、とにかく事業所の中だけでは子どもの姿がわからなくて不安でした。同時に、子どもたちの生活の中心となる学校や園の協力が不可欠だと考え、たくさんの連携を行いました。学びが足りないことを自覚し、外部研修への参加が増え始めました。 続く竹森体制では、研修参加がピークを迎えます。 研修を受けても受けても学び足りない気がして、職員全員が貪欲に外へ出ました。 連携や研修に行っても、外部機関の話や講師の方の 知識が目の前の子の姿に合わなくて苦労したのが馬淵体制です。今は、自閉症児に対する世の中の知見には誤りも含まれているのではないだろうかと、自分の頭で考えられるようになってきましたが。 従来の障がい児観のまま支援をしようとすると、とても苦労をします。目の前のお子さんの中に答えがあるのに、書物から答えを探したのでは、実態がつかめないのも無理はありません。支援の専門家になるには、一人ひとりのお子さんの専門家になるしかありません。６年目の栗林南校にどうぞご期待の上、ご指導をお願いいたします。 栗林南校管理者 大内雅登