
こんにちは!きらり春日校です
春が訪れようとする季節ですが、まだまだ寒い日が続きますね🌨️
今回は、春日校内で使用している指導員自作のSST教材と
そのねらいについてご紹介しようと思います!
これは「どんな性格かな?」という、人の顔や性別に対するイメージを調べるSSTです。

同じ学年の小3男児2名に取り組んでもらいました。
色んな顔の絵を見て、それぞれがどんな性格なのかを想像で書いてもらいます。
左側のお子さまの特徴は、「頭がいい人はみんなから尊敬される人物」という考えを持っているところです。
また、「めがね👓をかけている=頭がいい」というイメージがあるようで、
めがねをかけている女の子には、「天才」と書いていました。
その後、めいさんという女の子は頭のいいひなたさんにあこがれていると記入しています。
理由を聞いてみたところ、「だって頭がいい人ってみんなから尊敬されるでしょ?」と答えてくれました。
一方、もう一人のお子さまは、しょうさんという男の子に
具体的なイメージがあるようでした。
「こういう子は、らんぼうできげんがわるいですね」
お子さま自身の経験も影響し、強気な男の子へのイメージが固まっているようでした。
同じ学年のお子さまでも、それぞれの経験や価値観によって、
抱くイメージは全く違います。
このSSTでは、お子さまの目には「他者がどのように見えているのか」を
イラストを大きく用いて、抵抗感なく取り組めるよう工夫しています😊

2つ目は、自分の特性を理解するSSTです。
実際に発達障害をもつ指導員目線で、
自分の障害特性をしりたがっているお子さまへ向けて作成しました!
自分に発達特性があることを理解し始めた子は、
特性にどう向き合っていくか、折り合いをつけていくかと試行錯誤されていることが多いです。
このSSTでは、自分の苦手なことをどこまで理解しているか、
苦手なことを対処する方法はなにがあるかを明確にすることができます。
これを記入してくれたお子さまは、
「うるさい音が苦手だけど、これつかってるよ!先生にもオススメ!」
と、可愛らしいノイズキャンセリング耳栓を共有してくれました。
このSSTを使いながらお話をしていく中で、お子さまの困り感を本人の口からきくことが出来ます👂

最後は中学生のお子さま向けの、「生活スキルを知ろう!」というSSTです!
特性のあるお子さまあるあるで、保護者のみなさまがお悩みなのが
お子さまの自立に関する不安です。
「この子って家で何もしないんですけど、大人になってやっていけるんですかね…」
など、お子さまが中学生へ上がると、保護者様の将来への不安も見られ
お子さま自身も少しずつ自立へ目を向けるようになっていきます。
このSSTは、基本的な生活スキルを自分がどの程度出来ているのか、
お子さまの尺度でチェックしてもらうねらいがあります。
書いていく中で家での生活や、普段の生活の中でどんなことに困っているのか
話してくれるお子さまもいました。
保護者の方へのフィードバックの際に、認識のずれなども見られて、
お互いに驚かれているようすなども見られています😊

お子さまのニーズや保護者様のニーズ、それぞれを合わせて
一人ひとりにあったSSTの教材づくりを心掛けています。
お子さまの困り感をどう対処していくか、どのように考えると生きやすいかを
これからも支援の中で一緒に考えるお手伝いをしていきたいと思います🌷
☆彡お知らせ☆彡
3月20日 春分の日(祝日) 通常開所
こどもサポート教室きらり 春日校
児童発達支援・放課後等デイサービス
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