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子どもの行動の捉え方について🌅

更新日 2024年11月7日

こんにちは!心理担当職員です!

暑さがだんだんと和らぎ、秋風の心地よい季節になりましたね🍂

さて、今日は子どもの行動の捉え方についてお話したいと思います。

困ってしまう行動についてどのように考えたらよいかについて紹介します✨

今回は『お菓子をもらう』という場面を例に考えていきましょう!

心理学の分野の一つに応用行動分析(ABA)という、科学的に実証された理論があります📚

ABAでは、ABC分析という考え方で行動を捉えていきます。

A(先行刺激)→B(行動)→C(結果)

A(先行刺激)は行動の前の出来事です。

『お菓子が目に入ったとき』『お菓子を食べたくなったとき』といったように、行動の直前の刺激のことです。

B(行動)は、『「ちょうだい」と言う』など、実際に起こした行動です。

C(結果)は、『お菓子をもらえた』など、行動の後に起こる結果です。

子どもにとってメリットのある結果であれば行動は増え、デメリットでしかない結果であれば行動は減っていきます。

これらの流れで人間の行動は増えたり、減ったりします。

なので、もしお菓子を食べたくなったとき、「ちょうだい」という声に気付いてもらえず、『机をドンドンたたく』という行動をしたときに気付いてもらえてお菓子をもらえた場合、『机をドンドンたたく』という行動が増えてしまいます。

そのため、困ってしまう行動を減らそうと思ったら、Cの結果にアプローチします。

例えば、『机をドンドンたたく』という行動には結果を与えず、「ちょうだい」と上手に言えたときにお菓子を渡すようにすると、適切な行動が増えていきます。

よく保護者様のご相談で『突然人を叩いた』といったお話を伺います。

しかし、行動科学上、突然行動を起こすことはなく、必ず先行刺激が入ります。

そのため、先行刺激が何かを考えることで、行動が予測できたり、対応できたりします。

このような理論を知るだけでも、子どもの行動が理解しやすくなります✨

ぜひ、参考にしてみてください!

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