こんにちは。
いつも、クラ・ゼミ札幌東苗穂校第2のブログをご覧くださり、誠に有難うございます。
今回は、学習の基礎となる力を築くための5つのポイントと、
そのトレーニング方法をご紹介したいと思います。
〇はじめに
まず、学習の基礎と書いていますが、これは国語や算数のことではないことをご了承ください。
学校で行う勉強は、いわばスポーツの競技のようなものです。
今回ご紹介する学習の基礎となる力は、そのスポーツをするために必要な筋力や持久力、頭の回転のようなものです。
これがどういう風に役立つかも前もってお伝えしておきます。
例えば国語の漢字。
ブログをご覧くださっているあなたは、普通に書いて覚えることが出来ましたか?
きっと、何度も書いて覚えるのが主流だったと思います。
しかし、それでは一向に覚えることが出来ないお子様もいらっしゃいます。
漢字を覚えていくためには、複雑な形を認識し、覚えていく能力が必要だからです。
四角形が書けないのに、他の複雑な漢字を覚えて書くことはできません。
よって、どんなに書いても覚えられないお子様は、形を認識する能力が上手に育っていない可能性があるのです。
学習の基礎となる力が備わっていないのに勉強をするというのは、
例えるなら、バットが重くて振る筋力が無いのに、野球をやらされるような感じです。
これで野球が好きになれますでしょうか?当然なれないと思います。
このように、今回の学習の基礎というのは、一般的な学習を進めていくための前提となる力のことです。
今回お伝えする内容で、学習の基礎となる力を知り、そのトレーニング方法を学ぶことができます。
では、さっそく進んでいきたいと思います。
学習の基礎となる5つのポイントは、以下の通りです。
〇覚える
分かりやすいと思いますが、覚える力はそのまま記憶と言語理解に結びつきます。
視覚からの記憶と、聴覚からの記憶がありますので、それぞれやることが違います。
<トレーニング方法>
・記憶を使う課題
例:ゲームであれば神経衰弱など
・何桁かの数字の暗唱(順番通りや逆から言う、または全て足すなど)や、聞き取りに関する課題
〇数える
数えるというのは、視覚による注意力や集中力が必要になります。
また、処理速度も大きく関わってくる力です。
<トレーニング方法>
・単純にモノや数字を数える課題
・プリントの中の星を5つごとに囲んでいくなど、同数ごとにまとめる課題
・いろんな形が書いてある中、特定の形にチェックを入れていく課題
・1~10の中で書かれていない数字を探す課題
〇写す
視覚認知の基礎となる力。形を把握し、模写したりするための力です。
<トレーニング方法>
・グリッド点つなぎなどの模写に関する課題
・あえて鏡文字を書くなど
〇見つける
視覚認知の応用となる力。例えば、丸や三角、四角は向きが変わっても
その形であると理解するための力です。
<トレーニング方法>
・間違い探し
・パズルなど形が関わってくる課題
〇想像する
何か目的を達成するために道筋を考えたり、物事の関係性を理解するなど、
そういったことに必要な力です。
<トレーニング方法>
・閃きが必要なクイズなど、思考や推理をする課題
・一連の流れの順序を問うような、論理力を問う課題
〇おわりに
いかがでしょうか。
トレーニング方法に関しては、ご紹介したようなもの以外でもいろいろあります。
「これ、こういった力のトレーニングになるな」と、ご自分でもお考えになると良いでしょう。
インターネット上に、今回挙げてきたような課題のプリントがあると思います。
無料でダウンロードできると思いますので、ぜひ、探してみてください。
ここでは有名なサイトを2つだけご紹介しておきます。この名前で検索すれば出てきます。
↓↓↓↓↓
・ちびむすドリル
・ぷりんときっず
また、苦手なものに注力するのも決して悪くはありませんが、
時には得意な課題も取り入れられると良いと思います。
なぜなら、苦手な課題ばかりだと負担が大きくなるかも知れませんし、
得意な能力が苦手な能力を引き上げることもありうるからです。
楽しく時に遊びのような感覚で、スモールステップで進めていけると良いと思います。
何より、発達障害の特性があるお子様に関しては、
忘れてしまう傾向が強いので、
その課題をしっかりとクリアー出来るようになってから次に進みましょう。
お子様が学習の基礎となる力を身に付け、楽しく毎日を過ごしていけることを心から願っています。
体験療育を実施しています。ご相談なども承っております。
お気軽に、お電話やホームページを通してお問い合わせください。
では、今回はこの辺で。
こどもサポート教室クラ・ゼミ札幌東苗穂校第2
住所:札幌市東区東苗穂9条2丁目17-37昭輝ビル2階
電話番号:011-791-2075
営業時間:10時から19時(日曜は休業日)