今日、3月8日は岐阜県のこの地域(東濃地方)の公立中学校の卒業式が行われました。
中学を卒業して高校へ進学するにあたり「きらり」も卒業される方がみえます。
式後、お母さんと一緒に来所されたA君も、卒業を期に「きらり」を卒業します。
小学校の6年生の2月から3年と2か月、「きらり」を週2回ご利用いただきました。コロナ禍の2年ほどはずっとリモートでの支援でしたので、実際に会うのは久しぶり。ずいぶん身長が伸びているのにはびっくり。
「3年間ありがとうございました」とのあいさつに、本人もお母さんも、そして私たちも、ちょっぴり涙目になっていました。
現在、年長さん、小学校の6年生、中学3年生、高校3年生と節目を迎える方が「きらり」多治見校の利用者さんの中には14名もみえます。そのうちの4名の方は「きらり」も卒業されます。
日々の支援の中ではなかなか気が付きにくいのですが、節目の時期を迎えるとそのお子さんの成長を感じることはたくさんあります。お子さんの成長を喜び合える、そんな関係を築いていきたいと思っています。
春に花 花に嵐のたとえもあるぞ サヨナラだけが 人生だ
私が、初任地を離れる時に、先輩から贈られた言葉です。
新しい出会いがある春がもうすぐだ。だけど、その前には多くの人との別れがある。嵐の日のように心は揺れるが、新しい世界に出会うためにはどうしても「別れ」は避けて通れない。新しい出会いのために「別れ」を楽しもう。
そんなふうに私は受け取っています。
春になると 節目節目で お世話になった方を思い出します。
A君も 時々、思い出してくれるとうれしいな。