何気ない日常の一コマでもあり、生活する上で欠かせない“買(い)物“というイベントについて、お父さんとまさくんの捉え方が違うことを分かりやすくマンガで表現してくださいました。『そうだよね~』と読ませていただきました。
3コマ目で、まさくんの『あ、チョコレート!』の行動に対し、お父さんの諦めの早いことに“イベント”のときに起こるアクシデントの予測をされながらミッションコンプリートを目指されているのが伺えます。当然、まさくんはイベントのときにアクシデントを起こしている意識はなく、お宝を発見したくらいでむしろイベントを楽しんでいるようにも見えました。また、お父さんにも『知らせないと!』という思いで声になっているようにも見えました。
こういう風にマンガとして紹介してくださり、俯瞰して見させていただくことで、あるあるの分析をさせてもらえていることに気づきました。
先日、栗林南校の職員同士で話し合っているとき、「相手が今、食べたいもの」を当てる質問をしました。すぐに質問が出てこない私はあっという間に制限時間の3分が経ちました。仕事ではないときには何の意識もせずにたくさんの質問や判断をしているのに、職務に絡むと余裕がなくなります。お父さんが4コマ目で『もう諦めます』というコメントの意味は、カレーの材料を買わないではなく、一旦まさくんの世界を味わおうとされている余裕ではないかと感じました。
東京に“こどもの視点カフェ”というのがあるそうで、いつか行ってみたい所ですが、見えない・言わないことの先に大事なことが隠されているように思います。まさくんと一緒に生活されているお父さんさんはまさくんの近いところにいて声をかけられたり、遊んだりとコミュニケーションを楽しまれていることが伝わりました。松崎も幼少期に『いっぱいのお菓子から選びなさい』と言われたかったです。 栗林南校児童発達支援管理責任者 松崎香里