漢字の学習が苦手なお子さんの中には、書くときに形がうまくとれないので、書くのが嫌になってしまうというお子さんがいます。画数が多くなるほど、形がとれなくなります。
縦の線は真ん中から書いた方がよいのか、左の上の方から書くのが良いのか、そういう空間把握が苦手なのです。
そこで、一画ずつどの辺りからスタートしているのかを考えさせるような支援ツールはできないかと考えたのが、今日紹介する「漢字ドロロンパ」です。
パワーポイントで作成した「支援ツール」です。
漢字のまず第一画目が現れます。そして、消えます。
漢字の2画目が現れます。そして、消えます。
3画目、4画目・・・・・・最後の1画まで、順に現れては消えていきます。
「下」という字が次のようにバラバラに登場します。
「漢字ドロロンパ」1回分で5つの漢字が出題されます。1画ずつ画面を見ながら、マス目の書いてあるプリントに写します。「漢字の苦手なお子さんには空間把握の力をつけたらどうだろうか」という仮説のもとに作成した「支援ツール」です。
現在、小学校1年生と2年生のすべての漢字(一や二、十など画数の少ない漢字は除く)を「漢字ドロロンパ」で作成しています。また、「ドロロンパの画面上にも目安になる枠を入れたらどうか」ということで、より空間把握がしやすいツールも開発中です。