こんにちは。きらり宇都宮校 公認心理師の荻原です。
現在、私たちの校舎ではスタッフが様々な観点からお子様の支援の方略を探り
お子様一人ひとりに合わせた支援を、日々考えています。
今回はその支援の中から、私が専門とする、心理学の「応用行動分析(行動分析学)」について、どんな支援方法なのかについてお話しできればと思います😊
応用行動分析(ABA)とは
応用行動分析(Applied Behavior Analysis=ABA)は、「人間の行動」に注目し、
人の行動の前後に注目して、問題行動の改善や、良い行動を伸ばすという学問です。
特に、早期療育を考えているお子さんや、発達障害でお悩みのお子さんに効果的です。
でも、行動の前後って、どういうこと😕?と思った方もいると思いますので、
実際に見ていきましょう。
「行動」に注目したとき、行動の前に「きっかけ」があり、行動したことで「良いこと/悪いこと」が起きます。この流れの中で、「きっかけ」「良いこと/悪いこと」が変わることで
その「行動」が今後も増えるか、減るかが変わってきます。
具体的な例「お菓子が欲しくてお母さんを叩く子」
では実際に、具体例を挙げてみてみましょう。
お菓子を買いたい子どもが、お母さんをトントンする行動がエスカレートし、叩くようになってしまった例です😱💧
「お母さんを叩くことで、お菓子がもらえていた」
ので、お母さんを叩く行動の回数が増えてしまいました。
この場合は、どうすればよいでしょうか。
「お母さんを叩いたけど、お菓子がもらえなかった」
という「結果」を変えて、お菓子を買ってもらえない状況が続くと
お母さんを叩く行動は徐々に減っていきます。
ただし、お菓子を買ってもらう手段がお子さんから無くなってしまうので、
他にお菓子を買ってもらう方法も一緒に教えることが大切です。
(この方法について気になる方は、私の方に直接お聞きください・・・!)
まとめ
いかがだったでしょうか。
応用行動分析は、「行動に注目して、心を理解する」心理学です。
「子どもの行動を直したり、覚えさせたい」といった悩みがございましたら、気軽にご相談ください😊
こどもサポート教室「きらり」宇都宮校では、随時相談を受け付けております🙂
日常生活で子どもと関わる時に困っていることや、今後の進路で不安なことなどお気軽にご相談ください。
またブログの内容でご質問等がございましたら、職員にお声掛けください。
それではまたお会いしましょう😃
こどもサポート教室「きらり」宇都宮校
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1歳半から就学前の児童発達支援、
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