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レイトトーカーの“強みを生かす”勉強法|言語発達のゆっくりな子が学びやすくなるために

更新日 2025年12月26日

こんにちは。

いつもクラ・ゼミ札幌東苗穂校第2のブログをご覧下さり、誠に有難うございます。

壁紙は令和7年12月バージョンです。

12月といえば、クリスマス!!🎄🎅🎁楽しいことがいっぱいですね。

さて、今回は前回までご紹介してきた、レイトトーカーの状態にあるお子様や、言語発達が少しゆっくり目のお子様がどのように勉強すると良いか、

このことをご紹介できたらと思います。

「言葉の発達がゆっくりめ」「幼児期にレイトトーカー(Late Talker)と言われた」——そんなお子様が小学生になったとき、

勉強面でつまずきやすいポイントは確かにあります。

しかし、正しい学習アプローチを知っていれば、適切にサポートでき、学びは大きく変わっていきます。

本記事では、そのようなお子様方に合った勉強法を具体的に・わかりやすくまとめました。

言葉の遅れがあっても、強みを伸ばしながら学ぶことは十分可能です。

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1.レイトトーカーとは?学びにどんな影響があるのか

レイトトーカーとは、ことばに遅れがある2~3歳児のことを指します。

ちなみに、この言葉は診断ではなく、状態像を表す言葉です。

大まかな傾向としては、、、

①ことばが増えていかない(表出語彙50語以下)

②ことばに繋がりがない(2語文が出ていない)

③環境や聴こえ、発達上の課題など原因が分からない

このような状態にある子様が該当します。

その他、

・ジェスチャーによる表出が少ない

・ことばの理解が曖昧

こういった状況もレイトトーカーのお子様の特徴です。

言語発達障害と診断されるお子様は、コミュニケーション言語に関してはそれ程の問題にはなりませんが、

学習言語(幼児期後期以降になって発展してくる、読書、授業、自習等を通じた意図的学習により獲得する言語のこと)

に困難さがあると言われています。

レイトトーカーの子は、成長とともに言葉が増えてくるケースが多いですが、小学生以降も以下の特徴が残ることがあります。

・語彙量が少なく、意味や概念も曖昧

・聞いた情報を理解するのに時間がかかる

・文章を理解することが中々難しい

・読み書きや説明などが苦手

これらは「勉強が苦手」と見られやすいポイントですが、コミュニケーション言語には問題がそれほど見られなかったりすると、

単に怠けているだけなど、そういった見方をされてしまいがちです。

2.レイトトーカーの傾向があった子どもに合う学び方の原則

ここでは、幼児期にレイトトーカーと言われ、現在も言葉の発達がゆっくり目のお子様がどのように学べば習得し易いのか、

大切なことをご紹介します。

① 言葉のみではなく、“体験中心”を重視する

言語理解などの成長がゆっくりなわけですから、言葉の説明だけでは理解しづらいかも知れません。

ですので、実際に見て、触れて、動いて学ぶ方が圧倒的に理解が早い傾向があります。

例)

・国語の言葉の意味→実物やイラストを見せる

・文章問題→図に描いて視覚化する

・算数の「足し算」や「かけ算」など→積み木など具体物を使って確認

このように「体験→言葉」の順番が良く、語彙の定着にもつながり易くなります。


② 1つ1つの情報を“見える化”する

言葉の理解が遅いということは、聴覚情報を処理することの苦手さにつながります。

そのため、以下のように 視覚化(ビジュアル支援) を行うと効果的です。

例)

・図や絵を描いて示す

・項目ごとなどで色分けする

・手順をカードなどに示して提示する

・モノを使って視覚的に説明する

このように「耳だけ」よりも、「耳+目+手」など多くの身体の部位を使った方が理解が深まります。


③ 言語表出の負荷を下げる

「何となく分かっているけど言えない」「うまく言葉で表現できない」お子様は多いです。
そのため、アウトプットの負荷を段階的に軽くする ことも大切なアプローチです。

例)

1.指差しや二択の中から答えを選ぶ

2.単純(選択肢の番号や単語)な答えを言う

3.単語や短い文で答える

4.文章で答える

特に作文は最も負荷が高い領域のため、

・穴埋め

・三つの言葉で説明

・一文まとめ

など小さな成功体験を積むことが大切です。


④ 好奇心を起点にする(興味ベースの学び)

そもそも言葉の発達にとって、お子様の興味や関心ごとはとても大切な要素となります。

そのため、お子様の好きな物を学びの起点にすると、理解も記憶も一気に伸び易いです。

例)

・お人形が好き→おままごとで言葉や関わり方の学習

・食べ物が好き→メニュー表やおままごとなどで言葉の学習

・電車が好き→地図や路線図などを使って地理学習

・恐竜が好き→化石・地層の学習

・ゲームが好き→文章理解・会話練習につなげる

このように「好きなものは最高の教材」になってくれます。


➄ 感覚や運動の視点も見落とさない

近年、以下のような感覚や運動の未成熟さを併せ持つ子がいらっしゃいます。

レイトトーカーのお子様も例外ではないかも知れません。

例)

・前庭覚(バランス感覚)の未熟さ

・触覚の過反応(過敏)や低反応(鈍麻)

・固有受容覚(身体感覚)の未熟さ

・口腔の筋緊張の未熟さ

こういった力の未成熟が「姿勢が崩れる」「集中が続かない」「話しにくい」「読み書きが苦手」などの

学習面に影響を与える場合もあります。

そのため、

・ブランコなどの遊び

・おしくらまんじゅうなどスキンシップとなる遊び

・雑巾がけのようなお手伝い

・シャボン玉のような口を動かす遊び

など、体の発達を支える運動や遊びも学習支援と同じくらい大切です。

3.教科別:つまずきやすいポイントと支援方法

◆ 国語:語彙・文章理解・作文が課題になりやすい

レイトトーカーは「言葉の意味(概念)」が曖昧なまま進んでしまうことがあり、それが読解のつまずきにつながります。

支援の例:

・知らなかった言葉、難しい言葉は、実物・例・イラストで説明

・文章の構造を図や表にする

・音読する際はゆっくり・区切って行う

・作文はテンプレを使ったり、スモールステップで行う

「言葉 → 具体 → 言葉」の循環を作るのがポイントです。

国語の授業に臨む際には、なるべく予習をしておくと良いと思います。その中で分からない言葉などをあらかじめ理解しておくと、

学校の授業についていきやすくなります。


◆ 算数:文章問題と単位理解につまずきやすい

単純な計算はできても文章の意味が汲み取れない/単位の理解が弱い子が多いです。

支援の例:

・図を描いてみる

・数のイメージを具体物(積み木やおはじき)で作る

・時間・長さ・重さは実物で体験

・文章問題は必要な情報を色分けする

特に単位などの学習内容は抽象的なので、たくさんの体験をしてみると良いかも知れません。


◆ コミュニケーション:説明・会話の苦手さ

「自分の考えを言葉にする」ことは、言語の課題を抱えるお子様にとって最も難しい領域の一つです。

支援の例:

・会話テンプレートを使う

・写真やカードを見ながら話す

・失敗しても否定しない

・話す前に“整理する時間“を確保する

コミュニケーション能力の向上は安心・安全あってのものです。「ゆっくり・待つ・受け止める」は鉄則です。

4.家庭でできる「レイトトーカー向け学習サポート」

① 絵本は“言葉のシャワー”として最適

ただ読むだけでなく、

「どんな気持ちだろうね?」

「次はどうなるのかな?」

など、お子様の興味に合わせ、コミュニケーションをとるように読み進めていくと効果大です。

逆に、お子様が興味のないものに対し単純に言葉を投げかけても、それは効果的ではありません。

絵本の内容も興味のあるものを中心にすると良いと思います。楽しいことが何より大事です。


② 体験を増やす:行動が語彙を育てる

公園・買い物・料理など、五感を使う経験はすべて語彙学習につながります。

ご家族で楽しく良い経験をしてみて下さい。


③ 写真や動画を使って「昨日のこと」を話す

抽象的な記憶より視覚情報を使う方が説明し易いですし、自分が体験したことであれば説明し易くなります。

こういった何気ない振り返りも表出の練習になります。


④ とにかく“褒めて伸ばす”

レイトトーカーの子は、言語面での失敗体験が積み重なっていることが多く、
自信の有無が学習意欲を大きく左右します。

・少し言えたら褒める

・書けたら褒める

・取り組めたら褒める

例え一つ一つは小さくても、成功体験を積み上げていくことが最重要です。

おわりに:学び方が合えば必ず伸びる

今回はレイトトーカーを含め、言葉の発達がゆっくり目のお子様への支援方法をご紹介しました。

難しいことではないので、ぜひ今回の内容を意識してお子様と関わってあげて下さい。

勉強が苦手に見えても、それは「学び方が合っていない」だけかも知れません。

視覚化や体験を重視して言葉を習得していく、

このプロセスに沿って学べば、ハンディがあったとしても力を伸ばしていくことができると思います。

お子様それぞれの発達に合わせて、無理なく・楽しく・安心して取り組める学び方を見つけていきましょう。

今回の内容も、ブログをお読みいただいた保護者様のお役に立てたら幸いです。

楽しく子育てをしていきましょう!

体験療育を実施しています。ご相談なども承っております。

お気軽に、お電話やホームページを通してお問い合わせ下さい。

では、今回はこの辺で。

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