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ことばの芽を育てる!レイトトーカーのサポート法

更新日 2025年9月29日

こんにちは。

いつもクラ・ゼミ札幌東苗穂校第2のブログをご覧下さり、誠に有難うございます。

壁紙は令和7年9月バージョンです。

9月といえば、お祭りや花火などの楽しみが盛り沢山ですね🎇🎐🎆

さて、言語の発達に関する記事の続きとなります。

※よろしければ前回などの内容もご覧下さい<(_ _)>

さて、前回はレイトトーカーについてお話しました。

レイトトーカーとは、ことばに遅れがある2~3歳児のことを指します。

今回は、レイトトーカーのお子様に対してどのような対応をすれば良いかをご紹介します。

非常に重要なお話になります。

よろしければ今回もお付き合いください<(_ _)>

段階によって対応は違う

レイトトーカーとは、ことばに遅れがある2~3歳児のことを指します。

この段階のお子様は、多かれ少なかれ語彙を獲得していきます。

まだ語彙が少なく、あまり獲得出来ていない状況であれば、前々回のインリアルアプローチが有効となります。

次に、段々と語彙が増えてきた、そのようなお子様に対しては、獲得した語彙を結び付けていくような関わりが重要になってきます。

お子様の言葉の中に、どれくらい「名詞+動詞」の形があるかを観察してみて下さい。

※ここでいう動詞は、「いる、ある」のような状態動詞もそうですが、特に「行く、食べる」などの動態動詞を指します。

なぜ動詞なのかと言いますと、形容詞やオノマトペのような言葉は、その言葉単体だけで伝わる傾向があります。

子ども達は遊びの中で、リンゴを食べる真似をして「おいしい」とは言いますけれども、「このリンゴおいしい」のようには言いませんよね。

ですが、動詞はその言葉だけでは伝わりません。「ママ、これ、食べて」のように「何をどうする」ということをしっかりと伝えないと、

相手と意思疎通が難しいのです。

さらには「食べる」に関しても、「食べた」「食べよう」「食べて」「食べてる」「食べたい」「食べない」などなど、色んな形態があります。

それに加えて「食べる」には、「ぼく」「ママ」「パパ」「わんわん」などの主語や、

「ごはん」「パン」どら焼き」「ラーメン」「アイス」などなど、色んな目的語が付きます。

つまり「食べる」という一つの言葉だけで、「ママ食べて」「ラーメン食べたい」のように色んなバリエーションの文になるわけです。

よって、「名詞+動詞」を使った言葉は、お子様の文の発達の度合いを表していると言えるのですね。

トイトークで文を構築する力を養いましょう!

獲得した語彙を繋げていく方法として、トイトークというものがあります。

初めて聞くかたもいらっしゃるかも知れません。

ですが、これは何も難しい知識を必要とすることではなく、ご家庭でも十分試せるものですのでご安心下さい。

繰り返しになりますが、単語での表出が増え、語連鎖期(子どもが2語以上の言葉をつなげて話し始める時期のこと)の段階に入ってきている子に対し、

「名詞+動詞(動態動詞)」の多様な組み合わせを増やすことで、文表出の発達を促進させることが出来ます。

では、どのようにすれば成長を促せるのかと言いますと、とても単純なお話になります。

共感的な関わりの中、「名詞+動詞(動態動詞)」の文を意識して一緒に楽しく遊ぶだけです。

こうすることによるメリットは以下が挙げられます。

・「名詞+動詞」の多様な組み合わせの文の基本構造を聞くことで、文の理解を深めることが出来る

・文に対する理解が、子どもの自発的な文構築の力をさらに促していく

よって、多くの語彙を獲得する段階はインリアルアプローチによって成長を促し、

語連鎖期はトイトークによって文の理解とバリエーションを増やしていきましょう。

おわりに

今回はレイトトーカーと呼ばれるお子様についての支援方法をご紹介しました。

難しいことではないので、ぜひ今回の内容を意識してお子様と関わってあげて下さい。

それでは今回のまとめに入ります。

・レイトトーカーの支援は、段階によって違う

・単に語彙を増やす段階ならインリアルアプローチが有効

文に対する理解とバリエーションを促すならトイトークが有効

ブログをお読みいただいた保護者様のお役に立てたら幸いです。楽しく子育てをしていきましょう!

体験療育を実施しています。ご相談なども承っております。

お気軽に、お電話やホームページを通してお問い合わせ下さい。

では、今回はこの辺で。

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