「高校入試の際に、合理的配慮を受けようと思うとどうしたらよいですか」
「普段、中学校で行われているテストでは、どんな合理的配慮を受けていますか?」
「問題にルビを振ってもらっています。」
保護者の方が、学校にお子さんの様子をお伝えし、学校もお子さんに適した配慮をしていることがうかがえますね。保護者の方も学校もすばらしいと思いました。
2022年2月14日の多治見校のブログを紹介し、合理的配慮についてお話しました。
文科省から出ている「高等学校入学者選抜における受検上の配慮に関する参考資料」(令和4年12月)によれば、令和4年の公立高等学校入学者選抜では下図のような配慮が全国で行われています。

一番多いのが「別室での受検」次が「座席への配慮」です。これらは在籍する中学校でもお願いすればかないそうですね。「問題文等へのルビ振り」や「試験時間の延長」などはハードルが高そうにも見えますが、数としてはかなり多いので、配慮する事項とすれば当たり前の事になってきているのが現状です。
生徒・保護者からの相談を受け、在籍中学校が申請します。すでに10月に申請をしている例もありますが、一番多いのが2月。出願前や出願時に申請することが多いようです。
受検上の配慮事項を決定するにあたっては、本人・保護者や県教委と可能な限り合意形成を図った上で決定することが望ましい、とあります。その際に、中学校において行われている配慮や支援の内容が参考になる場合もあることから、日頃中学校でも同様な配慮がと入試の際にも配慮されやすいと考えられます。
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