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にじいろかぞく vol.3

更新日 2023年7月25日

今月もオトムラシンさんが素敵なマンガを書いてく
ださりました。まさくんの素敵なエピソードに思わず
笑みがこぼれるとともに、私自身がまさくんぐらいの
時のことを思い出していました。
その頃存命だった曾祖母と私で三角形が書かれた札
を引き合い『直角三角形』を引いたら負けというルー
ルでした。そして曾祖母が負けのカードを引き当てる
と、私もまさくんと同じようにジェスチャーや歌を交
えて「ちょっかくさんかっけいだ~負け~」と言って
いました。もちろん、そのとき「図形には角度という
ものがあって、90 度の角がある三角形が直角三角形」
という言語化された知識があった訳はありません。ま
さくんも「世界には日本語と違う様々な言語圏があっ
て、そのうち英語圏では月を moon と言う」というこ
とはまだ認識しづらいのではないかと思います。幼い
ころの私も、まさくんも「この形が直角三角形」「英
語で月は moon」と、大人の言葉で言えば「簡略化さ
れた」言葉で理解しているのではないかと思います。
しかし、言い方を変えると「言葉の理論を超越した分
野で理解している」のであり、大人でもそういう事は
多いように思います。
いわゆる「定型」である周囲の大人たちは「自分は
幼い頃こうだったから、そうだろう」と、「詳しい理
論や説明抜きに子どもを理解している」という段階で
止まってしまいがちで、その結果、発達障がいのお子
さんの行動の理由がいまいちピンとこない、というこ
とが起こっているような気がします。
栗林南校保育士 北村碩子

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