私たち職員は、法人内にある「発達支援研究所」による研修を定期的に受けることで、療育の質の向上に努めています。研修では、ネット上で全国の教室とつながり交流しています。
先日の研修で、東北の教室の方から、興味深いお話を聞きましたので、それを紹介したいと思います。
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お子様を木に例えてみます。そのお子様には「できないこと」という葉っぱがあります。しかし、そのお子様の好きなことや得意なことを伸ばして「できること」という葉っぱが増えていけば、「できないこと」の葉っぱは「できること」の葉っぱで覆われて見えなくなり、やがて立派な枝になります。
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私たちはその子のできないところに目がいって、ついそこを気にしてしまいがちです。しかし「特性」というものは、ある程度その子の中でコントロールはできるようになるものの、完全に治るものではありません。だとしたら、その子のできないところを注意するより、その子の「好きなこと・得意なこと」を認めてあげて、そこを伸ばして自己肯定感を高めてあげることの方が大事だと思います。
「できること」の葉っぱを増やしていきたいですね。