「文章はどう書かせたらよいでしょうか」とご相談を受けました。夏休みは「読書感想文」が一番の頭痛の種とか。
「読書感想文の書き方教えます」という題名の本があれば、夏休みのベストセラーになることは間違いない。昨年の夏休み第1日目の「中日春秋」に、このテーマのコラムがあったので、ご紹介します。(中日新聞2021年7月26日)
原稿用紙にまず書き始めてはいけません。
メモ用紙を4枚用意します。
1枚目には「どんなお話か」を書きます。
2枚目には「一番好きな場面とそのわけ」
3枚目には「一番嫌いな場面とそのわけ」
そして、4枚目には「主人公のかっこいいところとそのわけ」をそれぞれ書いてみます。
一番むずかしいのは「どんなお話か」だそうです。あらすじはできるだけ簡略に書くといいそうです。例えば、エジソンの伝記を読んだのなら「少年が苦労をして発明王になる話」程度でかまわないそうです。
それぞれに、くわしく書く必要はありません。ただ条件があります。正直に書くのです。そして、少しずつ詳しくしていくのがコツだそうです。
物語のテーマソングを作詞し、それを付け加える手もあるそうです。
こんな中日新聞の記事を紹介しながらアドバイスさせていただきました。
私も教員時代に「税の作文」をこの手法で書くように指導しました。読書感想文に限らず、まとまった文章を書く際に使える手法です。
いきなり全体を作ることはできません。少しずつ作り、それを組み立てていくのです。
スモールステップで、少しずつ課題をクリアして行く私たちが行っている支援と同じだと思いました。
問題はこの柱立てのテーマをどうするかでしょうね。読書感想文の際には、お子さんの様子に合わせて、この柱立てを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。この柱立ても必ずしも4つにする必要はないと思います。
さて、「きらり」多治見校には「読書感想文指導のベテラン」支援員がいます。ぜひレクチャーを受けてみたらいかがでしょうか。また、小学校の理科の専門家もいます。「夏休みの研究」の相談もお受けします。
こんなことも「相談」できるんです。ぜひ、お声かけください。
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