こんにちは
きらり小幡校の児童発達支援管理責任者兼管理者の岡村です。
前回のつづきになります。
発達特性のあるお子さんが通常学級で過ごす事の大変さは、担任側から見ても感じていました。
毎日、簡潔な日記を提出する事になっていたのですが、字は十人十色。
教科書のような字を書く子もいれば、その子の個性が際立つ字を書く子様々でした。
その中でも気になったのは「原形がつかめていない字体」「漢字の線に余分に線を足す」などの字を書く子達でした。※テストでは不正解という扱いになっていました。
みんなと声を揃えてジャンプする体育祭の「大縄」では、思い通りにジャンプできなかったり、タイミングをつかむのが難しかったりする子がいました。本人が、1番落ち込んでいました。
友だちとのちょっとした会話が難しく、気まずくなってしまい「今日は学校に行きたくない」と言って登校できなくなる子もいました。
『個性の一つがその子の生活に著しく困難さを与えている現状がある。』
と感じました。
そこからまた思い出したのがA君のお母さんが教えてくれた「療育」というワードでした。
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当時は「通級指導教室」というものが校内に設立され、授業での苦手なところ、SSTなどを取り出しで利用している生徒がいました。できたばかりのシステムで正直、現場の職員も「これでいいのかな?」「何をすればいいのかな?」と悪戦苦闘していたように思います。
つづく

