お知らせ

新しい学級、新しい先生、新しい仲間(その1)

更新日 2022年3月26日

もうすぐ4月。新しい学校に進学する、クラス替えがあるなど、これまでと違った環境でのスタートとなる方がたくさんおられます。期待と不安が入り混じっている、どちらかというと不安の方が大きい、といったところでしょうか。

小学校に入学するお子さんを持つ保護者の方、それも初めてお子さんが入学する方の場合、保護者の方の不安はひときわ大きいはずです。学校で先生や他のお子さんとうまく関わっていくことができるだろうか、登下校がうまくできるだろうか、教室でじっとしていられるだろうか、先生の話をしっかり聞いて授業についていくことができるだろうか、偏食が激しいけれど給食は大丈夫だろうか、学校のトイレは使えるだろうか、などなど、考え出したらきりがありません。

期待と不安が入り混じっているのは、学校の職員も同じです。長野市内の小学校の中には、10を超える園からお子さんが入ってくるというところが多く、学級が落ち着くまでに時間がかかるのが通例です。クラスのお子さんについて、保護者の方から前もっていろいろと伺っていることがあっても、実際に会ってみないと分からない面も多くあります。

コロナ禍とはいえ、小学校1年生に限らず、担任が新しくなったクラスでは、はやいうちに参観日や学級PTA(保護者の懇談会)、あるいは保護者の方とお話する機会を設けると思います。私が学校に勤めていた頃、初めて担任する学級でのこの時期の懇談会で、学年特有の問題は別として、どの学年でも必ずお伝えしていたことが2点ありました。

①保護者の皆さん同士が仲良くなることが大切です。

学校で集団生活をしていると、いろいろなことがあります。あって当然です。けんかが起きることもありますし、誰かの持ち物を間違って持って帰ってくることもあります。うちの子の言うことじゃよくわからない、という場合もあるでしょう。そんな時、他の保護者の方と気楽に話ができる関係ができているかどうかにより、その後の対応が大きく変わってきます。お子さん同士がけんかをしたという場合、親同士がすぐに連絡を取ることができる関係ができていれば、解決もはやくなります。うちの子が何かやらかしたようでごめんなさい、と気楽に伝えることができるからです。ところが、親同士がつながっていないと、けんかをして泣いて帰ってきたお子さん(特に小さなけがをしているような場合)の保護者の方は、何の連絡も謝罪もないとはどういうことかといったように、相手の親御さんへの不信感をため込んでいくことになり、我慢しきれなくなると爆発する、ということがあります。謝りに行くことで保護者の方同士が仲良くなる、という場合もあります。すぐにごめんなさいと言える関係を作っておくことは、お子さんたちだけでなく、保護者の方同士でも大切なことです。

では、保護者の方同士が仲良くなるためにはどんな方法があるでしょうか。これは担任の考え方次第ですので、一概にはお伝えすることが出来ません。私たちの教室でしたら、コロナ禍が落ち着いてきましたら保護者交流会を再開しますので、ぜひご参加いただき、他の保護者の方と話をしていただきたいと思っています。また、保護者の方からいただいたご相談について他の保護者の方に伺ったり、双方のご了承をいただいたうえで保護者の方同士をお繋ぎしたりしています。何かございましたらお声がけください。(次回に続く)【山】

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