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2022.9.15 ご相談⑥ 不登校は高校入試に不利?

更新日 2022年9月15日

中学の先生から「欠席が多いと高校にいけない」と言われた、というお話を聞いたことがあります。本当でしょうか。「そんなことはない」と断言できます。なぜなら、そうでない例をいくつか知っているからです。また、「不登校」が不利にならないような配慮もされています。

入試はどのように合否が決まるのかを提出書類から考えてみたいと思います。

岐阜県の高校入試に必要高校入試の出願をする時に学校から提出する書類の中で、受検者本人の名前が記載された書類は、「入学願書」「調査書」が主なものになります。「入学願書」は本人、保護者が記入する欄があります。「〇〇高校に出願します」という意思表示をするものです。

もう一つが「調査書」です。一般的に「内申書」と呼ばれるものと同意だと思います。「調査書」は学校が記載します。

「学習の記録」では3年生のABCの3観点と1~3年の「1~5」の評定が記載されます。高校はこの「学習の記録」を数値化します。この数値と、高校入試の当日の点数とから合否の判定をします。中学から出された「学習の記録」と当日のテストの点数のどちらを重く見るかは、各高校から事前に公表されます。

その他の項目がどの程度合否に影響するかは、「標準検査」だけを実施する高校と「独自検査」も実施する高校によっても違いますので一概には言えません。「4特別活動の記録」「6学校内外における諸活動の記録」の項目に関しては、その高校がどんな生徒を求めているかにもよります。よほど特筆した実績でもあれば別ですが、(学校側も本人、保護者も一生懸命記載するのですが、)あまり合否に影響はないのではと思っています。(これは個人の感想です。)

「5欠席の記録」は欠席日数が記載されます。備考には欠席の主な理由が記されます。例えば、欠席が3日あった場合、「2日腹痛、1日風邪」のように記されます。市の適応指導教室等へ行きそれが「出席扱い」とされる場合は、「欠席40日 備考欄に(適応指導教室への出席25日)」などのように記載されます。

欠席日数が多い場合に、「自己申告書」を提出してもよいとされています。【実物はここをクリック】自己申告書は生徒、保護者が書く書類です。欠席が多い理由等を本人が記載します。志望動機、入学してからの抱負などもここに記載します。保護者は、高等学校に理解してほしいことがらなどを記載します。

欠席の多いお子さんが不利にならないような配慮がなされています。高校入試では、その他にもさまざまな配慮がなされます。配慮を申請する用紙です。

「自己申告書」「配慮申請」については、中学校の先生とよく相談して提出するかどうかを決めてください。

欠席が多いことで「高校入試」が不利にならないような配慮がされています。

ただ、欠席が多くなると、どうしても学校の勉強が遅れがちです。ですから、欠席が多くなれば「学習の記録」の評価はどうしても下がりがちになります。また、小学校から欠席が多いと、「勉強がわからない」ことが「不登校」の原因になっていきます。早い段階での学習支援がどうしても必要になってきます。

「きらり」では、学習支援を個別で行っています。少しずつの「できた」の積み重ねが、学習に対する意欲を育みます。

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