こんにちは。
いつも、クラ・ゼミ札幌東苗穂校第2のブログをご覧いただき、誠に有難うございます。
ところであなたは、
賢くなる方法ってあると思いますか?
・
・・
・・・
そっ、そんなの
・
・・
・・・
あっ、あるわけ
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
はやく次いって!!(# ゚Д゚)
とか思われそうなので、次にいきます。
はい、ございます<(_ _)>
というわけで、
今回は賢くなる方法をこっそりお伝えします。
と言っても、何をもって賢いというのか、
少し分かりずらいですよね。
ですのでここでは、「賢くなる=記憶力がUPする」
ということで定義しておきます。
さて、本題に入っていきましょう。
脳のメカニズムの基本ですが、
学習した内容を記憶にとどめるのには、
重要なことが大きく分けて3つあります。
今回はその3つをご紹介するのですが、
その前に、、、
<記憶の仕組み>
一応、記憶の仕組みについてご紹介致します。
まず、人が得た情報ですが、
その情報は海馬という脳の部位に送られます。
海馬というのは、「タツノオトシゴ」のことです。
コレです、コレ。⇓
海馬という脳の部位が、
タツノオトシゴに似ていることから名付けられました。
この海馬が、与えられた情報を短期記憶として処理してしまうか、
長期記憶として大脳皮質へ送るかを判断します。
つまり、得た情報を長期記憶としてとどめておくには、
この海馬に、
得た情報が重要であることを認めさせなけらばならないのです。
では、どのような情報を、海馬は長期記憶とするのでしょうか?
それは、ズバリ!!
生きていくのに必要な情報です。
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ですので、得た情報を長期記憶として脳に残すには、
この海馬に、
「これは、生きていくのに必要な情報なんだな。」
と認めさせなければならないのです。
その方法が、
今回ご紹介する3つの方法になります。
では、早速参りましょう(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
<賢くなる方法その①>
同じことを繰り返すこと。
まあ、当たり前の話ですね。
何度も送られてくる情報=生きていくのに大事
海馬はそう判断します。
これは当り前のお話なので、なんら新鮮味の無いお話です。
ですので、興味深い研究結果をご紹介致します。
A~Dの複数のグループに分かれ、暗記テストを行いました。
どのグループが一番先に全員合格できるかを競い合うものです。
以下が、それぞれのグループに与えられた条件です。
Aグループ
見直しは全問やり、テストは全問やり直し
Bグループ
見直しは間違えたところをやり、テストは全問やり直し
Cグループ
見直しは全問やり、テストは間違えた部分をやり直し
Dグループ
見直しは間違えたところをやり、テストは間違えた部分をやり直し
そして、気になる結果はと言いますと、
実は、どのグループもほぼ変わらない早さでした(-_-;)
しかし、この研究が面白いのはこれからで、
1週間後に再テストを行うことにしたのです。
そして、どのグループが一番点数が良かったのかを競い合いました。
その結果は、、、
Aグループ・Bグループ 80点
Cグループ・Dグループ 35点 というものでした。
ここで大事なのが共通点です。
AグループとBグループの共通点は何でしょうか?
テストを全問やり直したということです。
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つまり、この研究結果から、
何度も繰り返すことは当然大事。
そして、
知識の入力(インプット)よりも、知識の出力(アウトプット)の方が、
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海馬は重要視することが明らかになりました。
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<賢くなる方法その②>
シーター波を上手く利用する。
シーター波とは、
ワクワク、ドキドキする時などに出る、
脳波の1つです。
これが出ている時、得た情報は長期記憶として残り易くなります。
知らない場所に行った時や、理科の実験を行っている時など、
未知で興味のあることは記憶に残り易いのです。
また、お子様が興味あることをもの凄く覚えているのは、
このシーター波の影響です。
疑問や興味を持ちながら勉強ができる子どもは、
もの凄く伸びやすいということになります。
<賢くなる方法その③>
感情をはたらかせる。
海馬の隣には、扁桃体という感情を司る部位が存在します。
当然、扁桃体が動いていると、海馬はそれに気付きます。
つまり、海馬が刺激されます。
「あ、扁桃体君が動いている。これは重要な情報なんだな。」
となるわけです。
色んな例えがあると思いますが、
嫌な思い出は忘れずらいですよね。
例えば、山で採ったキノコを食べたら、
それは毒キノコだった。
もう、それは悲惨なわけですよ。
自分を酷い目に合わせたキノコ、
そんなもの、もう目にもしたくありません。
…というわけで、逆にそのキノコを覚えてしまうんですね。
ちなみに私は、理科の実験の時、
アンモニアを直に嗅いだことがあります。
言葉は悪いかも知れませんが、
死にました。。。_| ̄|○
それを、今でも昨日のことのように覚えています。
また、勉強内容は忘れるのに、
漫画の名シーンなどは忘れませんよね。
それは何故かというと、
その漫画を読むことで自分の感情が動き、
それが長期記憶として大脳皮質に送られるからです。
良いことであれ、嫌なことであれ、
感情が動いた学習や体験は長く覚えているのです。
<まとめ>
では、まとめです。
賢くなる方法、それは、海馬の特性を上手く使い、
長期記憶として残しておく方法でした。
そのポイントは、
①繰り返すこと(出力重視)。
②シーター波を上手く利用すること(疑問や興味を持つ)。
③感情をはたらかせること。
この3つです。
ですから、この3つをベースにした学習方法は、
とても効果的なのです。
これで、良い学習方法というのが大体どんなものなのか、
見えてくるのではないでしょうか?
是非、この3つをベースに、
上手な学習方法を身につけて下さい^^
<アクションプラン>
とは言ったものの、ご説明しただけでは、
どのようにすれば良いのか分からない。
そのような方は当然いらっしゃると思います。
そこで、それぞれの方法に対し、
アクションプランとしてお伝えしておきます。
〇方法その①→アウトプット重視を心掛ける。
具体的には、
・今日学んだことを誰かに話す。
・教科書や解説を眺めるよりも、その範囲の問題を解く。
といった感じですね。
今日学んだことを誰かに話すというのは、
もうメチャクチャ大事です。
これだけでアウトプットになる上、
説明する中で、情報が脳の中で整理されます。
ちなみに、理解も大事なので、教科書や解説を見るのは意味がない
というわけではありません。
〇方法その②→正しい姿勢を心掛ける。
へ!?Σ(゚Д゚)これだけ?
と思うかも知れませんが、姿勢はとても重要です。
姿勢が良い=ものごとに食いついている姿勢
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
と脳が認識するからです。
これだけで、シーター波が出易くなることが
研究で分かっています。
〇方法その③→嘘でも、感情を使う。
想像してみてください。
1167年 平清盛が太政大臣に
覚え方:平清盛いいむな(1167)毛。
僧になったツルツル頭の平清盛。
しかし、彼は剛毛だった!?
?
?
?
さあ、もうこれで、忘れることがないハズです。
また、フリでも良いから、感情を使おうとしてみましょう。
小さな子どもは、何でもかんでも答えますよね。
当たっていたら、「オレって天才!!」なんて言いますよね。
アメリカ人なんかはクイズで間違っていたとき、
「オーーマイガッ!」っと本当に悔しがります。
↑まあ、ここまでしなくても良いですが…。
実は、これ、学習効果がかなり上がります。
例えばですが、
理科の実験などでもの凄く反応が良い子っていますよね?
そういう子の方が、実験した内容や操作の仕方を覚えています。
これは、感情がはたらき、脳の長期記憶として残るからです。
更に、フリでも良いとご説明したのは、
人の行動形態というのは、
「やる気→行動」という流れではなく、
「行動→やる気」という流れであることが分かったからです。
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嘘だけに気をとられては当然いけませんが、
例えば、微笑みながら授業を受けてみる。
こうすることで、それが次第に自然となり、
授業も楽しく感じ、結果として感情が動く学び方に
なるわけです。
ですので、これからは、
少しでも良いので、勉強に対して良いリアクションが取れるように
することをオススメします。
さあ、これで海馬の特性が分かりましたね。
皆で記憶上手になりましょう\(^o^)/
P.S.
8月のイベント日程が決まりました\(^o^)/
8月10日(月)を予定しています。
詳しい内容は後日、再びご連絡致します。
こどもサポート教室「クラ・ゼミ」札幌東苗穂校第2
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