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岩手 花巻校

相手が言っていることがよくわからない?【岩手花巻校】

こんにちは。

 

 

岩手花巻校 金澤です。

 

 

早いもので今年も12月になっちゃいましたね。

 

 

本当に一年あっという間に過ぎていく感じです。

 

 

はやいですね〜

 

 

子供の頃に感じた時間の流れと大人の時間の流れ、感じ方がこうも違うんだなと改めて思います。

 

 

そして、ふと思い出す過去の記憶。

 

 

子どもの時、若い頃の自分を思い返すと、なんてことをしていたんだと、ゾワゾワすることがあります。

 

 

みなさんはないですか?

 

 

フラッシュバック、もしくは杉山登志郎先生がいわれるタイムスリップ現象でしょうか?

 

 

いずれにせよ、その出来事がいきなり頭にボワっと出てくるので、一瞬不快な感じに襲われます。

 

 

嫌な感じなので、どこかにやってしまいたいと思っても自分の中にあるものですから、なくすことができません。

 

 

恥ずかしかったり、悔しかったりそんな感情もセットできます。

 

 

なので、嫌な不快な感じを再体験をしています。

 

 

私の体験は生死に関わる体験ではないですが、とてもつらい体験をした方がこのような再体験をすると、自分の気持ちコントロールすることが大変ではないかなと思います。

 

 

まして、子供の場合、怖い、不安など単純な感情だけが襲ってきて、対処できずに困る子供達もいるのではないでしょうか?

 

 

ということを自分の体験や今まで関わってきた方から聞いた話を、「こんな感じかな」「こんなことで困っているのかな」と日々考えて活動しています。

 

 

全ての症状を体験しているわけではありませんが、精神や発達障害で困る人たちと接し、そして勉強していくと、自分にも同じ感覚、理解できる、「そういうことってあるよね」と重なる部分がとても多いこと気付きます。

 

 

診断ある・なしに関わらず、自閉スペクトラム症が色の重なり、グラデーション、連続体と言われる理由がなんとなくわかります。

 

 

まあ、ちょっと前振りがながくなりましたが、

 

 

 

今回のお話は、

 

 

「音は聞こえているのに聞き取れない」人たちの話です。

 

 

「聴覚情報処理障害(APD)とうまく付き合う方法」 小渕千絵 著(国際医療福祉大学教授)

 

 

という本も出版されています。

 

 

いろんな所でこの

 

 

「聴覚情報処理障害(APD)]というキーワードが目にとまることが多くなってきましたので、一緒に勉強してみましょうᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 

 

 

「早口や小さな声が聞き取りにくい」

 

 

「話が長くなると、途中から何をいっているのかわからなくなる」

 

 

「テレビや映画は字幕がないとよくわからない」

 

 

 

このようにある条件下になると音声を言葉として聞き取るのが困難になる症状を抱える人たちがいます。

 

 

いわゆる「耳が悪い」わけではなく、本人は普通に話すことができるのに、相手の話だけを聞き取れなくなるのです。

 

 

そのため、周りからは理解されにくく、「人の話を聞かない」「先生や上司の指示に従わない」などと誤解されることもしばしばで、コミュニケーションがうまく取れずに社会生活に支障をきたしたり、生きにくさを感じたりしている人が少なくありません。

 

 

 

【聞き取れないのは決して本人のせいではない】

 

 

APDは新しく発見された症状で研究途上にあります。

 

 

聞こえているのに聞き取り困難。APDとは、簡単にいえば、聴力に問題はなく音は聞こえているけど、人の話し声(音声)を情報として認知するのが困難な状態です。

 

 

つまり耳から入ってきた音の情報を脳で処理して言葉として理解する際に、なんらかの障害が生じる状態だと考えられています。

 

 

まだ、日本ではまだ診断基準も確立されていないようです。

 

 

APDは、言葉の聞き取りに困難を示す障害ですが、原因は海外のガイドラインで指摘しているような「耳の問題」だけでなく、人によって様々だと考えられています。

 

 

訴える悩み(症状)は同じであっても、背景には違うメカニズムがあるということ、つまりAPDを単一の障害として捉えることは難しく、当事者の人たちを一括りにして考えてもうまくいかない・・・

 

 

子供のAPDの場合は生まれつき認知機能に問題のある「発達障害」や言語発達上の問題を抱えているケースが多いのに対し、

 

 

大人のAPDの場合は、発達障害を含めておおよそ4つのタイプ

 

 

「脳損傷タイプ」

 

 

「発達障害タイプ」

 

 

「認知的な偏りタイプ」

 

 

「心理的な問題タイプ」

 

 

に分けられることがわかってきました。

 

 

さらにこれらの要因に加えて、その人の性格傾向、すごしている環境の影響を受けることになります。

 

 

 

【APDを知りうまくつきあう】

 

 

世の中には足の速い人もいれば遅い人もいます。

 

 

同じように、人の話を聞き取るのが上手な人もいれば苦手な人もいるのは当たり前ではないでしょうか。

 

 

「聞き取り困難」を自分の特性や個性と考えてうまく付き合う方法を考えることが大切です。

 

 

ちなみに、APDの症状から大きく言語発達が遅れるということは考えにくいとのことです。

 

 

発達障害か、別の原因か、子供のAPDを見極めることが重要ですが、これは専門機関にお願いしましょう!

 

 

原因がはっきりすれば、その子に最適な対処法を見つけ、困りごとを改善することが出来ます。

 

 

 

今回のAPDの他に、HSP(生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」)という言葉も最近よく目にします。

 

 

いろんな方が、APDやHSPで悩んでいるのですが、近年やっと日本で広まってきた状況なので、そのサポート体制はまだこれからです。

 

これからいろんなことが広く知られ、社会の理解も進み、当事者の近くにいる私たちにとってもAPDを抱える人に対しての誤解を解くとともに、なんらかの支援方法を見つけていきたいと思っています。

 

 

《参考図書》

小渕千絵 APD「音は聞こえているのに聞き取れない」人たち さくら舎 2020.6.11

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